先生。


こんなやつら相手にしてる方がバカらしい。


無視して自分の机や椅子を直しに行こうとした時、さっきとは違う女子が私の方へやってきた。





「ねえ、無視?」





そう言うと、胸ぐらを掴まれて後ろに押される。



その子が手を離すから、バランスが崩れて後ろから倒れた。


それを理解すると、痛みを覚悟して目を瞑る。



だけど…


……感じたのは温かいぬくもりだった。





「いじめられてんの?」


「司…」





私を受け止めた司は、静寂の中机と椅子を直してくれた。


周りからの視線を感じ続ける中、整え終わると主犯の女子を睨む。





「こいつの事イジメたいなら勝手にすれば?」


「いやっ…そうじゃなく…」


「そのかわり俺も容赦しねーよ」

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