先生。
「大人って、本当自分勝手だよな…」
そう言うと、玲太の目からは綺麗な涙が頬を伝った。
「今日はお袋の命日だから、墓参りに行ったんだよ。終わって家に帰ってきた時あいつなんて言ったと思う?」
‘‘いつまで母さんの面影を探してるんだ。早く忘れなさい’’
「気づけば、お前が死ねばよかったのにって。そう言ってた」
「そ、っか…」
「まあ、そしたらこのざまだよな」
玲太の傷口が痛そうで、心が、折れそうで…
「…なんでお前が泣くんだよ」
「わかんない…」
「変なやつだな本当」
「…私が、もらってあげたんだよ。玲太が辛くて苦しいこと…。」
委員会なんて連帯責任でいいから、今は玲太のそばに居てあげたい。
じゃないと…壊れそうな気がした。
「バカ…」