先生。
「油断しててもしなくても、俺から潤は奪えないよ」
先生はいつでも余裕があって、自信があって。
…私とは大違い。
だからこそモヤモヤした。
私が絶対に離れていかない、なんて確証はないのにね。
「なんだそれ…」
「…玲太。もういいよ」
私は先生の前に立つ玲太の腕を引いて、反対の方向に歩き出した。
先生の言った通り、私は距離を置いたんだよ。
先生は、私と距離を置いて少しでも寂しいって、そう思ってくれた?
私は毎日が寂しくて、早く前みたいに戻ってって神様に何度もお願いしたんだよ。
「いいのかよ。あいつ…」
「いいの。なんか悔しいもん。最近の先生よくわかんないし」
何を考えてるか、全くわかんないよ。
先生…