先生。
次の日。
修学旅行の初日を迎えた。
集合場所で点呼を取ったら自由解散。
まだ自由行動始まったばかりだというのに、隣であくびをする司。
「ふぁ、ねみー…」
「ちょっと!」
「あ、いたの?悪ぃ悪ぃ」
「お前の目は節穴か」
やっぱり楽だ。
嫌なこと全部を忘れられる気がする。
「あいつとデートしたことあんの?」
「もちろん…」
そう言って口を閉じた。
よく考えてみると、私って先生とデートしたことある?
デートらしいデートなんて、一度もない気がする。
「ない、かも…ね」
「へえ?」
「バカにしたでしょ」
「まあ、俺この間もお前とデートしてやったしな」