先生。
何でそんなこと言うの?
「制服で外歩いて、ゲーセン行って、バカ言い合って、最高の思い出作る。それが普通だよ」
「違うっ…そうじゃ…」
「思い返せば、俺は何にも潤してあげられてない」
そんなの先生なんだから当たり前じゃん…
それでも良いって私が望んだ。
普通なんて、私はいらないのに。
「…そんな俺は、潤の隣にいる資格ない」
私を見る先生の目は、今までに見たことのないくらい弱っていた。
余裕も、馬鹿にした楽しさも、優しさだって…何にも写っていない。
「それを決めるのは先生じゃないよ…!私が隣にいて欲しいって…」
「それでも潤は笑わなくなった」
歪んだ視界の先に、苦しそうな先生が見えた。
「それも全部、俺のせい。潤を苦しめてるのは俺なんだよ」