先生。
そして時は経ち、いよいよ明日に控えたオリエンテーリング。
今日は私が作った夕飯のハンバーグを食べていると、先生が口を開いた。
「明日の朝、時間早いけどどうすんの?送ろうか?」
「過保護ですね」
「パパって呼んでもいいよ」
「絶対嫌」
パパじゃ嫌。
私が悪いんじゃないよ。
そうやって思わせぶりな先生が悪い。
でも、先生には彼女がいて、初めから叶わないとわかってる恋に溺れるほど私はバカじゃない。
「明日はいいです。友達と行くから」
「友達?いたっけ」
すぐそうやってバカにして。
私にも1人くらいいるよ。
「司。隣の席の」
それにあの怖い女達から守ってもらわなきゃ困る。