先生。
周りに誰かいなきゃ、何にもできないあんた達とは違う。
独りで生きてきた私に、今さら怖いものなんてなにもない。
ガタッと音を立てて、ニコッと笑って席を立つ私。
そして自分の席に着くと、ニタニタ笑っている性悪男。
「囲まれてたな?楽しかった?」
「うん!すっごく楽しかった」
「あーやべえ。まじウケる」
「はあー…本当疲れる」
ケラケラ隣で笑う司を睨みながら、机に突っ伏せる。
めんどくさい…
本当めんどくさい。
「司のせいで人生終わるかも。ズタボロにいじめられて不登校かも!」
「お前が?ないない」
「ふざけんな!」
まあ、無いだろうけどさ。
「でもまあ、本当に無理そうだったら言えば。助けてやらないこともない」
「本当?」
「ん」
司くんってたまにズルイよね。
ズルいよ…ね。