先生。


その場所まで進んで行くと、最後に見た時よりも痩せた大嫌いなクソババアがいた。


その姿を見ただけで、今まで何してたんだろうとか、どこにいたんだろうとか、色んな思いが溢れてくる。





「ババア!」





私がそう言うと、ゆっくりとこちらに顔を向ける。


少し色のある目はまるで、私自身を見ているようだった。





「潤…譲…」





仮にも自分の母親なのに、いざ目の前にすると緊張が止まらない。





「この間のお礼しに来た」


「…そう。より戻って良かったわね」


「それともう1つ」





先生はそう言うと、私の肩を抱き寄せた。





「俺ら、結婚するから」

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