先生。


「結婚しよう」





ついついニヤケそうになる顔を抑える。


もう1回くらい、いいよね…?





「もう1回…」





すると先生は、私の腕を引き寄せて、肩に顎を置いた。


お互いの心臓が当たりあって、スピードが速まっていくのがわかる。





「潤」


「なに…?」





耳元で囁かれる甘い声。


この声を聞くのは、これから先もずうっっと、私だけでいい。





「愛してるよ。結婚しよっか」





先生の本気が伝わる声に、もう言葉も出なかった。


代わりに嬉しくて涙が溢れる。





「満足ですか?わがままなお姫様」





体がフワッと離れると、先生は微笑みながら私の涙を拭ってくれる。





「本当に…私でいいのっ…私何にもできないし……」


「はいはい。それ以上俺の子を悪く言ったら怒るよ?」

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