先生。


「だいたいみんなそう言うよね。ダメとは言わないけどさ、公共の場だし気遣ってくれない?」





…なんだ。


やっぱり私はそういう女だと思われてたんだ。





「…っ、まさか。先生に見られてるとは思わなかったから」





泣きそうになるのを必死で堪えて、笑いながら言葉を繋ぐ。





「でも、好きだし高校生だからキスくらいいいでしょ」


「なに?口ごたえ?」


「だって先生には…関係無いでしょ?」





何…何なの…


先生には関係ないじゃん。



先生には彼女もいて、私なんて眼中にもない。


私が誰とキスしてようと、関係ないじゃん…





「関係あるよ」


「ないよ…」


「ムカつくんだよね。俺の取られたみたいで」

< 44 / 399 >

この作品をシェア

pagetop