先生。
「だいたいみんなそう言うよね。ダメとは言わないけどさ、公共の場だし気遣ってくれない?」
…なんだ。
やっぱり私はそういう女だと思われてたんだ。
「…っ、まさか。先生に見られてるとは思わなかったから」
泣きそうになるのを必死で堪えて、笑いながら言葉を繋ぐ。
「でも、好きだし高校生だからキスくらいいいでしょ」
「なに?口ごたえ?」
「だって先生には…関係無いでしょ?」
何…何なの…
先生には関係ないじゃん。
先生には彼女もいて、私なんて眼中にもない。
私が誰とキスしてようと、関係ないじゃん…
「関係あるよ」
「ないよ…」
「ムカつくんだよね。俺の取られたみたいで」