先生。


改めて見る傷は、生々しくて。


もうここまでくれば痛みなどどうでもよくなってきた。



キンキンに冷えた足は、歩くことすら自由にできず私は大きな木を頼りに、平道までのし上がった。




そしてゆっくり歩いてついたホテルには、集合1時間遅れで。



怒られるのは当然。


それに1個もスタンプ押してないし。



入り口には、学年の先生が全員立っていて、今から怒られるんだろうなって、またイライラしてくる。





「遅いぞ夏目!」





ほら、またそうやってすぐに怒る。


てゆか、足引きずってるの見て普通わかるでしょ。





「足、どうしたの」





怒鳴られる先生がいる中、譲先生は優しい声でそう言った。


先生に聞かれるとドキってなるからやめてほしい。





「理由はどうあれ遅刻は遅刻だ!」」

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