先生。
「ふざけてんの?落としたあんたが取りに行きなよ」
「あーやだ!キャンキャンうるさーい!」
まっじで、この女…
もう言い返す気にもなんないや。
「あ、いいこと考えちゃった」
女はそう言って、私の腕を引っ張り川の岸まで連れてくる。
あー…もうなんか想像できたかも…
「汚れた体も一緒に、洗っておいで」
そう言って押された背中は、小さい崖を擦って川へと落ちた。
落ちた直後は、痛すぎて呼吸するのさえ痛かったけれど、時間が経てば痛みが引いてきた。
だけど動くのすら面倒になって、冷たい川の中で寝っ転がっている。
…もう、何時間そうしてたかわかんないほど。
日が沈んで、そろそろ帰ろうと思い、立ち上がった時。
足首が切れるように痛くて、見てみれば血が出てその周りは青紫に染まっていた。
「やば…」