先生。
「いいよ先生…」
もういいよ。
何もかも、どうでもいい。
「…行こう、司」
私は司に近づいて腕を掴んだ。
歩き始めると、司の腕が腰にまわってきて、やっぱり司も男の子なんだと思い知る。
バランスを取りながら歩くけれど、本当は振り返りたい。
振り返って、先生が今どんな顔してるのか見てみたいとも思った。
それから司と歩いて、食堂に着けばみんな揃っていて、あの女が私を見つけるとすごい顔で睨みつけてきた。
あー本当、もうやだ…
しかも、よりによって班ごとに席に座ってるからそこしか空いてないし…
司は、私を座らせるとすぐ自分の席に行ってしまうし。
「なーんだ。まだ生きてたんだ?」
「逆にあんなんで死ぬと思ってたの?」
「ちゃっかり司くんとも一緒にいれたし逆に良かった?」
「確かにその通りかもね?ありがとう」