先生。


そんな感じで司としょうもない会話をしていると、食堂の奥から男子生徒が走ってきた。





「司!早く来いよ!枕投げしようぜ!」





司には本当の友達はいるかわからないけど、クラスには嫌われてもいないし、司を嫌う人はいない。





「いいの?俺が本気出せば部屋に穴あくよ?」





そしてどんな時でも、本当に笑わせてくれる。





「俺行くな?」


「うん」


「何かあったら呼べよ?」


「うん。ありがとう。またね」





司の背中が小さくなるまで見送り、そろそろ私も部屋に向かおうとした。



あの女と同じ部屋とか耐えられないけどね…



…って、そう思ったのはあいつも同じみたいで。


ガチャっとドアノブをひねれば、鍵がかかっていた。



これじゃあ中には入れない。

< 60 / 399 >

この作品をシェア

pagetop