先生。
そんな感じで司としょうもない会話をしていると、食堂の奥から男子生徒が走ってきた。
「司!早く来いよ!枕投げしようぜ!」
司には本当の友達はいるかわからないけど、クラスには嫌われてもいないし、司を嫌う人はいない。
「いいの?俺が本気出せば部屋に穴あくよ?」
そしてどんな時でも、本当に笑わせてくれる。
「俺行くな?」
「うん」
「何かあったら呼べよ?」
「うん。ありがとう。またね」
司の背中が小さくなるまで見送り、そろそろ私も部屋に向かおうとした。
あの女と同じ部屋とか耐えられないけどね…
…って、そう思ったのはあいつも同じみたいで。
ガチャっとドアノブをひねれば、鍵がかかっていた。
これじゃあ中には入れない。