先生。


それは、素直に嬉しかった。


司が、私のそばにいてくれるみたいで。




次の日、学校が休みだったから司と待ち合わせをすることにした。



先生は、起きたらもう家にいなかったから多分仕事。



一目でもいいから、会いたかったな…


なんて思う私は、まだまだ沼から抜け出せないでいる。




司との待ち合わせ場所に行くと、もうすでに司が待っていて。


私10分前に来たのに。



司に近づくと、私に気付いた彼と目が合う。





「早くね?」


「あんたがね」





私服の司を見るのは初めてで、少しドキッとしたのも事実。





「あーなんか緊張してきた」


「何でだよ」





でも、そう言った司は、私の手を取って自分の指と絡める。





「え?司?」


「いちいち反応がピュアなんだよ」


「ち、違っ…」


「じゃあ、今日はデートな。俺がお前の1日彼氏」

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