先生。
「ね、それより他の子と違うことしてあげる」
「…なんか怖い」
先生は、何気なく私の頭の後ろに手を回す。
もう片方の手の親指で、唇の形をなぞってくるから私は逃げ場をなくした。
その行動だけで、体が溶けてしまいそう。
もう他の子と違うことって言うのがなにを意味するのかも、わかってしまったから。
「タバコやめて口が寂しいんだよね。だから埋めてよ」
そう笑って近づいてくる先生を確認して、私はソッと目を閉じた。
もう少しで唇が重なる…
そんな時に扉がノックされて、ビクッと体が反応して咄嗟に先生から離れた。
先生は、そんな私を見てクスクス笑いながら扉の向こうに声をかける。
「どうぞ?」
「失礼します…」
そう言って入ってきたのはさっき告白してた子。
「あ、約束してたね?そこ座って」