先生。
こういう男の汚いとこも、大人の汚いところも、全部見てきた。
ただ、懐かしいなって、それだけ。
あんなことしていた私が、簡単に普通になんかなれやしない。
私の上にまたがる男は、制服のブレザーを脱がすと、ボタンを1つずつ外していく。
「慣れてないんだね」
「あ、久々で…」
「べつにいいよ。ゆっくりで」
「なんか譲の家でこんなことって、罪悪感」
「嘘つき。本当は興奮してるんでしょ?」
こういう手の男なら、五万と見てきた。
ブラウスも剥ぎ取られて、下着だけになると男の手がピタっと止まる。
「なに?やめんの?」
「…変だろ。高校生なのに妙に慣れすぎてて…異常だよ、お前」
異常…か。
そんなの、私が1番わかってるよ。
「度胸ないんだね」