エリート弁護士は独占欲を隠さない

まさか私の努力を評価しているなんて意外だったし、誕生日を祝ってくれたのも驚きのひと言だった。

プレゼントまであったし。

いやそれより、こうして同じベッドで抱きしめられているのが一番びっくりなんだけど。


少し時間が経ったところでそっと離れようとしたのに、強く抱きしめられたままで抜け出せない。

私は仕方なく目を閉じた。
すると、もう眠れないと思っていたのに、ちょっと飲みすぎて体調も万全ではないせいか、いつの間にか意識が遠のいていた。



次に目覚めたときにはカーテンが開いていて、窓から光が差し込んでいた。

焦って時間を確認したら、九時半を過ぎたところだった。

隣に寝ていた九条さんの姿がない。
どうやらシャワーを浴びているらしい。


さっきはよく観察しなかったけれど、この部屋、すごく広い。

ダブルのベッドの他に、アンティーク調のおしゃれなソファとテーブルが置かれている。

ベッドから抜け出して窓から外を覗くと一面海で、揺れる水面に太陽の光がキラキラ反射していて美しい。
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