【短】好きすぎてむかつく (男目線)


まあ、泣いてる暇はねえ。


ミーが教えてくれねーなら、自分で確かめに行くのみ。


次の日の昼休み、俺は一年の教室が並ぶ廊下に出向いた。


そこにいる女子にてきとーに声をかける。


「ねえねえ、リツって男何組か知ってる?」


「リツ…?B組にリツキっていう男子がいたと思います」


「ありがとう」


ニコッと愛想笑いをすると、女子一年はときめいたように「いえいえっ」と言った。


…ミーも、こんなふうな簡単にときめいてくれたらいいのに。


B組をのぞくと、あのリツってヤツがいた。


俺はそいつを廊下に呼び出した。


「お前、ミーのなんなんだよ」


「み…?三井さんですか?三井さんは、僕の家のピアノ教室の生徒ですけど…」


「ピアノ教室?」


「はい。母がピアノの先生なんです」


「…リツ」


「な、なんで僕の名前を」


「たのみがある」


「??」


俺はリツを仲間に率いれることにした。(勝手に)

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