星の向こうできみを待っている。

『あたしの病気、そんなに悪かったんだね。高校生になる前に死んじゃうんだ…』


ははっと乾いた笑い声が漏れた。

なんなのかな?

苦しいって言葉も、辛いって言葉も当てはまらない。

ただ、心にぽっかり穴があいたような、変な感じ。



『そんなことない。絶対に治療法は…『やめて!!』』


そうやってはぐらかして。

お兄ちゃんには本当のこと言うくせに、あたしには何も教えてくれない。

お母さんのことだって、直接話してくれたこと無いじゃん。


『お父さんはあたしが死んだ方がいいと思ってるんでしょ?』


『何言ってんだ…。そんなこと一度も思ったことない』


『父さんはいつだって希愛のこと想ってる』


2人の声が震えていた。

親子そろってなんなの?
< 123 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop