星の向こうできみを待っている。

「それ以上颯斗のこと悪く言ったら許さないから!知ろうともしないくせに、いい加減なことばっか言うなっ!」


もう、限界だよ。

昨日からなんなの?

自分が言っていることは全部正しい。

あたしの考えは間違っているような言い方。


「あたしの幸せを願っているなら、あたしの好きなようにさせてよ!あたしはお父さんのお人形じゃないの。言われた通りに動くわけないでしょ?お父さんはあたしのこと、苦しめているだけだ…よ…っ…」


……っ!!

急に胸が痛くなった。

まるで、何本もの針で胸を刺されているみたい。



「…うっ…。……はぁっ…っ」


息ができない…。

苦しい…。

死んじゃうよ…。


体に力が入らず、そのまま床にぱたりと座り込む。

次第に目頭が熱くなり、視界がぼやけていった。


「希愛っ……ろ…ぁ……」


薄れる意識の中、お父さんが何かを叫んでいたのがなんとなく分かった。
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