星の向こうできみを待っている。
「生きるって簡単なことが出来ないあたしに、それ以上のことが出来るはずないんだよ…」
「それは違う」
じっとあたしを見つめる先生の真剣な瞳を涙越しに見ることしかできない。
「患者はみんな、自分の病気と必死に闘ってる。苦しんで今もあがいてる。そんな姿を見て、生きることが簡単だとは思わない」
「でも、あたしにはもう…
生きられるだけの強さがない……」
だから、死んでしまいたいと思った。
殺してと言った。
終わりにすれば、全て解放される。
苦しまずに済むから。
「人は強いから生きるんじゃない。生きていることが強さになっているんだ」
先生の言葉も、颯斗の言葉もどれも正しい。
だからこそ、弱い考えしか持てない、闘わず逃げる方へしか進めない自分がたまらなく嫌になる。