恋する剣士
侍女がぷっと吹き出した


「姫様、私達のこれまでの無礼をお詫び申し上げます
姫様は、何でも1人ですると仰るわりに
死にかけてばかりで…
私、姫様のお世話をしたくなりました
どうか、私にお世話をさせて下さいませ」


「私も!今まで姫様が慶喜様に相応しくないと
毛嫌いしておりましたが、慶喜様が姫様を案じるお姿に
慶喜様がどれほど大切に想われておいでか
やっと気がつきました!
姫様に、もっとこちらで居心地良く過ごしていただきたいので、どうか!私達にお世話を!!!」



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