恋する剣士
「土方!? アキラは、確かに会津の!
容保様のもとにいるのだ!それは、俺が良く知っている」


「なら… なぜ、アキラは拷問を受ける?
1度、会津に戻ったアキラは、体中が痣だらけになるほど
酷い仕打ちを受けたことがある」



佐々木に詰め寄る桂の肩に手を置く



「それを助けてくれたのが、只三郎君だよ
だから、只三郎君も女だって知っているんだよ」


少しづつ明の関係が明らかになってきた頃




「やっぱり 話せばわかると想うんだよね
こうして、酒を飲み顔を見合わせ
話せばいいだけだと思わない?」



皆が返答出来ないでいると

クイッと明の猪口が空になる



「そろそろ帰ろう」




近藤の掛け声で屯所への帰路



「結局、お前は何者なんだ?」

「さあ」




いつもの調子ではぐらかされたが、土方は笑った


明が、穏やかだったからだ





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