嫌いの反対


「は?」

うんですよねそうなりますよねすいませんね。

私も望んで無いんだけど。



しばらく固まった後、祐亮は嘲笑うように笑い出す。


「いいんじゃねえの?」

「せいぜい裏切られねえようにな」




だから裏切ってないっつの。


てかなんで抱きしめられてるわけ?


了雅に目を向けると複雑そうに私を見ていた。





…気づいてんだったら言えばいいのに。




本当、アホらしいやつ。


もうこの際悪者にでもなってやろうかな


< 33 / 252 >

この作品をシェア

pagetop