向日葵だけが知っている
「ただいまー。」
返事はない。

真っ暗な玄関。

私の家は父と母も共働きで、夜遅い。
お姉ちゃんは陸上部で遅いし、しかも受験生だ。
なので、いつも学校から帰ると家には私一人なのだ。

冷凍庫の冷凍食品をレンジでチンして、保温してあったご飯をよそって、一人で晩ごはんを食べる。


正直寂しいけど、忙しいんだからしょうがない。


私はさっさとご飯を食べると、寝た。
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