先生はめんどくさがり。
先生は、床から私を起こすと涙を指で拭ってくれる。
「…本当に…女子会だって聞いててっ…、私が先生以外の男の人に興味あるわけ…」
「知ってる」
そう言うと、先生は私を抱きしめた。
「知らない男に触られてんのムカついたから、意地悪しただけ」
そう言うとフッと笑った。
「それに何で名前教えてるわけ」
「私が言ったんじゃない」
「なに?口ごたえ?」
「先生が聞いてきたんじゃん」
そう言うと、はあっとため息をつく。
「名前なんか呼ばせんな。わかった?」
「うん。わかった」
「素直でよろしい」