次期社長と訳あり偽装恋愛
「その顔は了承と取ってもいい?」
私は返事の代わりに頷いた。
それを見た立花さんは私を抱き上げて寝室へ向かい、ベッドに下ろされた。
立花さんに上から見下ろされ、鼓動が高鳴る。
「梨音ちゃん、好きだよ」
耳元で囁かれ、再び唇が重なった。
甘く濃厚な口づけに何も考えられなくなる。
立花さんの指先は私の肌をなぞり、身体がビクリと跳ねる。
「止める?」
私の反応を見た立花さんが気遣うように言う。
散々甘い熱を与えておいて、今さらそんなことを言わないで欲しい。
「止めないで……」
恥ずかしさで目を潤ませながら口を開くと、立花さんは少し困ったように笑った。
「参ったな、可愛すぎて加減できないかも」
そう言って耳たぶを甘噛みさた。
それだけでも私の身体は面白いように反応してしまう。
唇が首筋から鎖骨へと移動し、肌を吸い上げられると赤い痕がつく。
「あっ、立花さ……んっ」
「梨音ちゃん、君は本当に可愛いね」
柔らかに微笑んで顔を近づけてきたと思ったら、噛みつくように唇を塞がれた。