血だらけペガサス
中学二年生の秋の季節の事だった。
高校受験真っただ中の倫太郎には、学校生活を送るうえで、少し気になる点を感じる時が頻繁にあった。
それは、まわりの生徒たちが工場で生産されて市場へ出荷されるロボットに見えるという点である。
なぜそう見えるのか分からない。
学校という工場で生産されて、
社会という市場に出荷されていくからかもしれない。
いやその通りなんだろう。
みんな乾いた目をしている。
まだあどけない中学生なのにも関わらず、
社会の荒波にのまれて、
疲れ果てた老人の目をしている。
そしてそれが立派な大人になるということだと勘違いをしている。悲しい現実。