御曹司様の求愛から逃れられません!
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「真夏、ダメだ、もう待てないっ……」

タワーレストランでディナーを済ませ、到着したロイヤルズホテルのスイートルーム。夜景の見えるキングサイズのベッドの上に、私たちはいた。
部屋に入ったときも同じように絢人さんはすぐに求めてきたが、シャワーを浴びるまで待ってくれるようお願いしたのだ。

シャワーを終えてバスローブ姿の私がベッドに座ると、途端に彼は高揚しきった様子で襲いかかってくる。

「絢人さん、まだ私、髪が濡れたままですからっ……」

押し倒されながらバスローブの結び目に手をかけられ、私はその手とわずかな攻防を始めた。

「いいだろ、どれだけ濡れたって同じだ」

意味深なことを言われた後、うつ伏せになって逃げる私に背中から覆い被さってくる。
ダメだ、逃げられない。逃げるつもりなんてもうないけど、野獣のような目をした絢人さんに求められると少しだけ逃げてみたくなる。

「絢人さんっ……あっ……」

胸の下に入り込んできた彼の手が、繊細な動きでふたつの膨らみを捕らえ、柔らかく刺激する。
声を漏らしながらも目を瞑って耐えるが、彼の下で足が勝手にモゾモゾと動いていた。
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