御曹司様の求愛から逃れられません!
言い争いを絢人さんの腕の中で聞きながら、私は複雑な気持ちを抱えていた。手順を踏まなければ解消することもできないほど、この婚約は重いということだ。
それを破談にしたのに、次に絢人さんのそばにいるのが私だなんて……。周囲の人は納得するんだろうか。
……それに、玲奈さんは、本当に絢人さんに気持ちはないの?絢人さんがこの調子だから諦めているだけで、もしかしたら本当は……。
「とにかく、真夏にちゃんと話せて良かった」
目を見てそう言われ、私は複雑な気持ちのまま慌てて頷いた。
「話してくれてありがとうございます。私こそちゃんと話を聞かずに、すみませんでした……」
「いいんだ。真夏は何も悪くない。……なあ、真夏。俺の告白を受けてくれたのに、俺には婚約者がいると思ってたんだろ?……なんで?俺がいい加減な気持ちで告白したと思ってたのか?」
腰をかすかに引き寄せられて、覗き込まれる。
心の奥を覗かれているみたいで、私は少し視線を下げた。
「だ、だって……」
そのときの切ない気持ちを思い出し、泣きそうになりながら俯く。
言葉も続かず、情けなくて肩をプルプルと震わせていると、絢人さんに強く抱き締められた。
「真夏、もうホントに、そういうのやめて……。お前が俺の知らないところで泣いてたり、傷ついてるのが一番嫌なんだよ。不安があるならすぐ俺に言って。全部解決してやるから。な?」
「……絢人さん……」
……どうしよう。
すごく嬉しくて、余計に泣けてくる。
それを破談にしたのに、次に絢人さんのそばにいるのが私だなんて……。周囲の人は納得するんだろうか。
……それに、玲奈さんは、本当に絢人さんに気持ちはないの?絢人さんがこの調子だから諦めているだけで、もしかしたら本当は……。
「とにかく、真夏にちゃんと話せて良かった」
目を見てそう言われ、私は複雑な気持ちのまま慌てて頷いた。
「話してくれてありがとうございます。私こそちゃんと話を聞かずに、すみませんでした……」
「いいんだ。真夏は何も悪くない。……なあ、真夏。俺の告白を受けてくれたのに、俺には婚約者がいると思ってたんだろ?……なんで?俺がいい加減な気持ちで告白したと思ってたのか?」
腰をかすかに引き寄せられて、覗き込まれる。
心の奥を覗かれているみたいで、私は少し視線を下げた。
「だ、だって……」
そのときの切ない気持ちを思い出し、泣きそうになりながら俯く。
言葉も続かず、情けなくて肩をプルプルと震わせていると、絢人さんに強く抱き締められた。
「真夏、もうホントに、そういうのやめて……。お前が俺の知らないところで泣いてたり、傷ついてるのが一番嫌なんだよ。不安があるならすぐ俺に言って。全部解決してやるから。な?」
「……絢人さん……」
……どうしよう。
すごく嬉しくて、余計に泣けてくる。