俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
「パーティー?おお!楽しそう!」

アレックスが目を輝かせながら、かばんの中からクラッカーを取り出しなぜか鳴らす。パンという音とともに、色鮮やかな紙テープと紙吹雪が会議室を舞う。

あいつは一体何を考えているんだ……。呆れて何も俺が何も言えないうちに、リーが立ち上がる。

「アレックス!まだまだ甘いネ!!私はとっておきのを持ってきたヨ!」

そう言ってリーが取り出したのは……爆竹。対策本部の数人のメンバーの顔色が真っ青になった。流石にこれはまずい。

「やめんか!ここは会議室だ!!アレックス、あとできちんと片付けるように」

俺は立ち上がり、リーの手から爆竹を奪う。これでとりあえずこの場は平和だ。

「爆竹やクラッカーなんてありませんわ。ラス国の貴族主催のパーティーですもの」

フローレンスが気だるそうにそう言うと、「貴族?リリーがいつもしているようなものじゃないの?」という声があちこちから聞こえてきた。

貴族のパーティーなど知らない奴もいるのか……。俺はフローレンスに説明してもらうことにした。

「本当の貴族のパーティーは、あんな自由じゃありませんわ。身なりもきちんとしないといけませんし、料理を食べるのもダンスもマナーが厳しいですわよ」
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