俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
その人物は微笑み、紅茶に口をつける。おいしい紅茶に、心が少し落ち着いた気がした。

「申し訳ございません。昼間から密会ができるのは、ここしかないのでございます。あの時のことをあなた様に思い出させてしまうのはつらいことですが、昼間は店で話すのはリスクが高いのです」

男性はその人物に頭を下げる。その人物は微笑みながら言った。

「……私は、何も気にしてはいません。あの時とは状況が全く違います。私はここに来るよりも、ベルベット卿の屋敷に行く方が……」

その人物の顔が曇る。カップをソーサーに置く手が震えた。

「大丈夫でございますか?やはり、無理をされているのでは…」

メイドがその人物の背中をさする。

「大丈夫です。……ありがとうございます」

その人物は少しずつ今日あった出来事を話す。男性とメイドの表情が、徐々に固くなっていった。

「やはり、この世界を翻弄している黒幕はあの人物で間違いないかと思いますな」

男性が腕組みをしながら言う。メイドも頷いた。
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