【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし

でも真澄さんは両手首を掴みベッドの上にわたしを組み敷くと、優しい瞳で見下ろす。

「何を言ってるんだ。愛し合う恋人同士は、毎晩抱き合うと決まってる」
「え? そうなんですか?」
「真木野さんにでも聞いてみろ。きっと、俺と同じことを言うはずだ」
「乙葉さんに……」

なんでここで彼女が出てくるのだろう。

不思議に思いながらもふと先日彼女に、真澄さんと同じようなことを言われたことを思い出す。頭の中であれでもないこれでもないとゆっくり記憶を辿っていくと、“喫茶さつき”での会話が脳裏に浮かんだ。

『ま、わたしの場合は男とベッドに入る=ヤる、だけどね』

こ、これだ!

話の流れからして、真澄さんが言ったこととは少しニュアンスは違うかもしれないけれど、わたしはあれやこれや頭で考えすぎなのかもしれない。

乙葉さんも言っていた。『カチコチの頭柔らかくして、もっと簡単に愛川先生との生活を楽しんでみたら?』と。

真澄さんのことが好き──。

その気持ちは本物で、今なお私の中で大きく膨らんでいる。

今はその自分の心を信じて、真澄さんのことを信じて、彼に身を任せればいいのかもしれない。

そこにたどり着くと、身も心もふわっと軽くなる。

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