【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし

止みそうにないキスに応えながら、ふむと考えてみる──と、ひとつの答えに行きつき、真澄さんの胸に手を付け力いっぱい押し放した。

「ま、真澄さん! 今晩は気をつけるって、もしかして……」
「ん? ああ、わかってる。あまり激しく抱かないようにするよ」
「あ、あのぉ。今晩も……するんですか?」
「当たり前だろう。今晩だけじゃない、毎晩抱くつもりだ」
「……毎晩」

あまりにもあっさり言われ、口をぽかんと開けたまま、言い返すことができなくなってしまった。

ついさっきコトを終えた体は、まだ痛みを残し疲れたまま。今日は日曜日だからいいものの、この状態が平日ならば、仕事に支障をきたすこと間違いない。真澄さんは筋肉と付き方といいバランスといい、どこから見ても体力がありそうだが、わたしは小学生の頃から体育の成績は中の下。それは今も変わっていなくて、子供並みの体力しか持ち合わせていないのだ。

「お気持ちは嬉しいんですけど、毎晩はちょっと難しいかと」

こういうことは初めが肝心。ちゃんと言っておかないと、真澄さんの押しに流されてしまうのがオチ。ここで負けるわけにはいかない。

強い意志を持った目で、真澄さんを見つめた。


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