【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし

「乙葉さん。なんだったんでしょう、今の」

すっごく気になるんですけど──。

「さあ。でもなんか、焦ってたよね」

ふたりで田所先生がいなくなったほうを黙って見るが、そんなことをしても答えなんて出るわけもなく。

「蘭子、さっさとお昼食べるよ」
「……はい」

田所先生の様子が気になりつつも、わたしも乙葉さんのあとを追って食堂へと入った。




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