終わりは始まりか ~私達の場合~
この至近距離…、今日は何回目だろう。

「もう覚悟は出来ていますよね。」

ん?覚悟?

「俺に抱かれる覚悟です。」

「そうね、最初で最後だものね。」

私がそう言うと、麻生くんは怪訝そうな顔を見せる。

「まあ、今はそういう事にしておきましょうか。」

麻生くんは私に深いキスをした。

そして意味ありげに片方の口の端を上げる。

「美月さん…。」









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