だって死なないし。
「そ、うだ...わた...し....」
「凜?」
音羽が心配そうな目を向ける。
だが、それに気が付かないほど私は動揺していた。
私、誰かに背中を押されて落ちて...死んだ.....?
自分の昨日の‘今日’の終わり方を思い出して思わず体が震える。
いやでもあの痛みが思い出された。
そんな...でも、私っ...!
「ねぇ、凜、あれ、何..?」
少し震えた声で話す音羽が指をさす先には、猛スピードでこちらに向かってくる車だった。