勇気の魔法は恋の始まり。
「主人公が女の子なんだけど、ある日男の先輩が魔法使いだってことを知っちゃうのね。

でもそれを誰にも言わないほうがいい気がして、黙ってるんだけど。」

 事情を簡略化して説明すると、話が進むにつれて杏の表情が曇り始めた。

「それでね、その、先輩がね。…杏?どうかした?」

「え、いや?うんうん、それで?」

「んで、使い魔?みたいなのがいるんだけど、見てしまった主人公がその先輩に『使い魔に認められた人間以外の記憶は消すことになってる』っていうのね。」

「え、待って待って。話のオチはどこなん?」

 説明が迷走し始めた水帆の話を本筋に戻す。

それを聞いた水帆は、う~ん、とオチを探し始める。
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