チャンスをもう一度
く**諦め

陽翔・・・

俺は、IT企業の富二通に入社した。

覚えることも沢山で毎日遅くまで
会社にいる生活を送っている。

だが、やりがいはある。
それに何かに没頭していないと
不安と後悔、情け無さに
押し潰されそうになる。

絢菜に対して気持ちなど何もなかった。

おじさんやおばさんに頼まれたとしても
自分の生活が優先することは
当たり前なのに。
幼馴染みの面倒を見ているんだよ。

俺を好きすぎて
自分の体を痛めてしまう娘で
俺が見てあげないと・・・
俺って、凄いだろ!
と、言う考えがあったのだろう。

絢菜が目の前で手首を傷つけたときは
さすがに怖かった。

俺のせいで絢菜が亡くなるような
事があったらと・・・・
どれも幼稚で無知で・・情けない・・

望海にカッコいい自分を見せたかったのか
望海なら、離れていかないと思ったのか
最初は、お試しで付き合ってもらったのに
大事に大切にして当たり前なのに
それを疎かにして·····バカだ·····俺·····は。

一年で仕事を身につけ
望海に会いに行く。
例え、望海の横に違う男がいたとしても。

だが······

俺は····またしても······。。
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