政略結婚ですがとろ甘な新婚生活が始まりました
ドクンと心臓がひとつ大きな音をたてた。
彼から発表するとは言われていたけれど詳細は聞いていなかった。彼の言葉が私の心を甘く締めつける。
こんなに素敵な告白をもらって平常心を保つことも泣かないでいることも無理だ。
ああもう、どれだけ彼を愛せばいいのだろう。本当に驚かされる。
彼の言葉にワッと周囲がわく。静まり返っていた会場は一斉にお祝いモードになり、あちらこちらから割れんばかりの拍手と祝辞が贈られていた。
そして私の姿を一目見ようと大勢の人が周囲を見回す。
「ほら、彩乃。いってらっしゃい!」
親友がとん、と私の背を前に押し出す。
「直前まで最愛の妻を周囲から守るようにお願いされたのよ、あなたの旦那様に」
イタズラッぽくウインクをする親友に言葉が出ない。夫の用意周到さに舌を巻く。
「彩乃、おいで」
壇上から彼が私に手を差し伸べる。私はこの手の温もりを知っている。どんな時も私を真っ直ぐに捕まえてくれる手。
何も恐くない。その声と手に導かれるように私は歩き出した。
一歩一歩、足を進める度にこれまでのことを思い出す。
きっとこれから先、私は彼と喧嘩することも泣くこともあるだろう。
困難な出来事もあるだろう。
だけど、彼とならそれさえも乗り越えて、幸せな時間に変える自信がある。
彼の温かな手を握りしめる。彼は私の左手薬指にそっと口づけた。ピリと感じる甘い刺激に胸が高鳴る。
「愛してる」
涙で視界がままならない私はその言葉を返すだけで精一杯。
「私も愛してる」
彼が囁いてくれた言葉をきっと私は一生忘れない。そして私は彼と共に光の中へ歩き出した。
彼から発表するとは言われていたけれど詳細は聞いていなかった。彼の言葉が私の心を甘く締めつける。
こんなに素敵な告白をもらって平常心を保つことも泣かないでいることも無理だ。
ああもう、どれだけ彼を愛せばいいのだろう。本当に驚かされる。
彼の言葉にワッと周囲がわく。静まり返っていた会場は一斉にお祝いモードになり、あちらこちらから割れんばかりの拍手と祝辞が贈られていた。
そして私の姿を一目見ようと大勢の人が周囲を見回す。
「ほら、彩乃。いってらっしゃい!」
親友がとん、と私の背を前に押し出す。
「直前まで最愛の妻を周囲から守るようにお願いされたのよ、あなたの旦那様に」
イタズラッぽくウインクをする親友に言葉が出ない。夫の用意周到さに舌を巻く。
「彩乃、おいで」
壇上から彼が私に手を差し伸べる。私はこの手の温もりを知っている。どんな時も私を真っ直ぐに捕まえてくれる手。
何も恐くない。その声と手に導かれるように私は歩き出した。
一歩一歩、足を進める度にこれまでのことを思い出す。
きっとこれから先、私は彼と喧嘩することも泣くこともあるだろう。
困難な出来事もあるだろう。
だけど、彼とならそれさえも乗り越えて、幸せな時間に変える自信がある。
彼の温かな手を握りしめる。彼は私の左手薬指にそっと口づけた。ピリと感じる甘い刺激に胸が高鳴る。
「愛してる」
涙で視界がままならない私はその言葉を返すだけで精一杯。
「私も愛してる」
彼が囁いてくれた言葉をきっと私は一生忘れない。そして私は彼と共に光の中へ歩き出した。


