愛の囁き☆私は強くない番外編☆
「なんでいるんだよ!」

なんでいるんだ!そんな風に、言われるような存在になってしまったんだ私。

そして、オレ達やり直すんだ、と言った拓真さんと、倉橋さんがキスする所を見せられた。

倉橋さんは、何するのよ!と拓真さんを突き飛ばしてその場から走り去って行った。

残された私は拓真さんに話しかけた。

「別れたから好きにしろって、言ってたんですよ…、彼女とは…別れたんじゃないんですか?」

「なんで待ち伏せなんか、別れようって言ったよな?もう二度とこんな真似すんなよ?」

声が出なかった。
これが私が好きになった人なの?

好きだって…結婚しようって言ってくれた人?

私の中で何かが、大きな音を立てて崩れていった。

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