とろけるようなデザートは、今宵も貴方の甘い言葉。
「さんしゅうかん?」
「三週間で気づくってことは滅多にないのよ。不妊治療中とか基礎体温を欠かさずつけている人とかは気づくけども」
「さんしゅうかんって、その、え……ええ?」
大根を車に置いてきた喬一さんが隣に座って、私の手を握ってくれた。
「ずっと微熱が続いていたから、多分そうだろうなと思っていたんだ」
「……ええ?」
「この、小さな黒い点が赤ちゃんだと思う。まだ確認はできないけど検査薬では確認できる段階でね――」
「えええ、私のお腹に赤ちゃん?」
「おめでとうございます。是非、うちで産んでくださいね」
先生と喬一さんの言葉に、一瞬気絶してしまった私は落ち着くまで、客室に案内されてしまったのだった。