とろけるようなデザートは、今宵も貴方の甘い言葉。

「やっぱり!」
「やっぱり?」
 怪訝そうな顔をされたので、口を押えて視線を逸らした。
 もしかして他に女性がいる、とか。
 実はお母様のご飯以外は食べない!?
 恋愛が続いたことがないって、こんな完璧な人に?
「キッチンに来てほしいんだ」
「はい」
 一階へ降りて、キッチンへ向かう。
 オール電化のキッチンは、オーブンも食器洗い乾燥機も、そして大きな冷蔵庫もある。
 彼は引き出しを開けると、見たこともないような沢山の種類の包丁が並んでいるのを指さした。
「実は、……料理が好きなんだ」
「はあ」
「君のおばあさまが送ってくださる野菜を、一矢が俺に押し付けてくれるのが本当に嬉しかった」
「はあ……?」
 料理が好き?
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