王様生徒会長と最弱ヒーロー

承「何言ってるんだよ。偉琉くん。
君は今でも我が物顔で歩いてるじゃないか。
驚いたよ。まさか君達が
そんな事を気にしていただなんて。
櫻田さんの言葉で初めて知ったよ。」

偉琉「そんな事?」

承「許される時が来るまでなんて
そんな事、気にしてたんだね。
でも、 本当は皆思ってる。
君達がいた頃の方が僕達は
もしかすると自由だったのかもしれない。」

偉琉「んな訳ねぇだろ。」

承「だって君達は...確かに
酷い人達だったけど
何をすべきか教えてくれた。
僕達を率いてくれた。
その中で僕たちは自由にやれた。
君達はやっぱり王様なんだ。」

偉琉「くだらねぇ。」
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