Jelly
「数式にすれば、目標とする形マイナス現状、イコール戦略です。色々思うこともあるでしょうが、これはただの過程であり、最終的な目標を達成するためのものだとでも考えてください。

新システムでは画面上の表示が同じになるようにし、それ以外をフレームから全て作り直します。どのみち完成はぎりぎりになるでしょうから、それまでに現行システムを使って最終的な要求を汲み上げ、新システムに反映させていけばいいのです」

「なるほど。しかしそうなると、別働隊として新しい開発チームを立ち上げるべきだな」

 社長が唸った。ちょっと考えられないようなイレギュラーな案なのに、もう神長の案の検討に入っている。

 新しい開発チーム。……そうなると実質的に俺らはプロジェクトから下りなきゃいけなくなる。

これまでチームのために頑張ってきてくれた安藤さんを潰すようなことだけは絶対にしたくなくて、俺は手を上げた。
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