あなただけが好きだから
「あいつら次はぶっ飛ばす……」
「蓮、仮にも先輩にぶっ飛ばすとかだめだよ」
「お前ら席つけー!」
先生の声かけで皆バタバタと席に座る。
二日目だが授業がぎっちりだ。
最初だからどの授業も楽だけれど逆に退屈である。
お昼になると……。
「腹へったー! もう疲れた!」
「あ、蓮。お昼一緒に食べない?」
「涼と食うからいい」
「うわ、蓮、あんた……」
「じゃあ、俺と食べてもいいよね」