総長さんが甘やかしてくる②(※イラストあり)


『夕烏は、利口な子です』


――それはまるで、悲劇のヒロインのようで。


『門限を破ったことなんて、一度もありません』


愛する我が子の行方がわからず途方にくれている母親のような、おばさんが、いた。


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