冥界の王子様
そう考えてたら結ばれてた縄が解けた
「誰??」
後ろを振り返ってもたくさんの人でわからない。
私は無意識にその場を立ち去り倉庫の裏に行った。
外に逃げることもできたかもしれない。
だけど家なんて同じくらいの地獄で
覇天統の倉庫やリクの家なんて行けるわけないし
私。帰る場所ないんだ。
もう誰もいなくなったんだ
いや、初めから一人か。
あの拾われた夜
その時も同じ感情だった。
ひたすら逃げ回って
雨にうたれて。
懐かしいな…。
私は喧嘩が終わるまで倉庫の裏でうずくまっていた。