冥界の王子様
バイクの通り過ぎていく音…
もう終わったのかな
「おい、顔上げろ」
少し驚いた顔で私の顔をのぞく。
多分普通なら逃げてると思ったから
驚くんだよね。
私には逃げる場所ないから。
顔を上げるとトウマさんの目の上が切れてる?
「その顔。」
顔が腫れ上がっている
「あぁ?」
「ひどい傷、ちょっと手当しないとっ」
「は?!
べつにこんなんへいきだし」
「いいからっ」
私は強引に座らせ持っていたハンカチで
血が出てるところを抑えた。